大変お待たせいたしました!
2023年5月3日~5月7日に開催しておりました【世禕POPUP展】
最終日の世禕先生のトークショーの内容を記事にいたしました!
初めての試みの為、拙いところもあるかと思いますが、お楽しみいただけますと幸いです。
作者の世禕先生にお越しいただき、スタッフとの公開対談という形で開催いたしました。
世禕先生は”青年とペンギンの青の世界”を描かれており、
装画・MVのイラスト・グッズのデザインなどで活躍されているイラストレーターさんです。
<目次> |
◆自己紹介 |
◆作品の制作環境について |
◆お気に入りの作品について |
◆なぜ”青色”をモチーフに? |
◆ペンギンちゃんはどこから? |
◆作品の世界観について |
◆アイデア出し |
◆理想の青 |
◆おまけ(最近ハマったものや作業のお供) |
◆自己紹介



こう言った形でトークさせていただくのは久しぶりなのですが、
あまり堅苦しくなく、雑談も交えながらお話ししていけたらなと思います。

— 世禕 (@MocHizuki_sei) April 10, 2023


結構持ち運ばれる事もあるんですか?


では普段はご自宅で?

そうですね。



他のご都合もあり、お忙しそうだなと…。



「願いを言ってみな」 pic.twitter.com/3t0ZI2w8Gl
— 世禕 (@MocHizuki_sei) November 19, 2021
「君も手伝ってくれるの?」 pic.twitter.com/Cso8ilRQOv
— 世禕 (@MocHizuki_sei) May 22, 2022
「これがいいの?」#Artisul pic.twitter.com/zp3t1gSIoP
— 世禕 (@MocHizuki_sei) November 23, 2021
— 世禕 (@MocHizuki_sei) October 30, 2021

描きたいものが決まっている時は筆が早いという事でしょうか?

早いですね、ただ決まるまでが中々大変で…
それまでに何個も没がありますね…。






バシッと決まってそのまま仕上げまでバッ!といったんですね。

そうですね。だるまくんもですけど、水族館も結構バシッといったかなという感じです。

店頭でも1番人気なのは水族館かなぁという印象でした。


皆さん世禕先生の作品が好きな方ばかりだと思いますが、
青色をモチーフに使われたきっかけがあればお伺いできますか?
自然とそうなられたとか…?

— 世禕 (@MocHizuki_sei) April 30, 2020
— 世禕 (@MocHizuki_sei) April 21, 2020

そうですよね、空でも海でも。青色の表現ですとか。


ほかの色味、差し色的な感じで使われることは多いですか?

そうですね最近は、差し色とかも使うようになりましたね。

青の良さが際立ちますよね。

そうですね。


そうですね、2~3年ぐらいずっと描いています。


ありがとうございます。

ちょっと横道それまして、世禕先生の作品は”青年とペンギンちゃんと青色”というイメージのある方が多いかなとは思うのですが。
ペンギンちゃんはちなみにどちらから来られたんでしょうか?

どこから来たんですかねぇ…(笑)
どこからやってきたのかわからないんですけど、ペンギンはリアルモチーフというよりは、なんか妖精というか。
目に見えるけど見えないものというか、ペットだけどペットじゃない。かといってなんか仲間っていうのもちょっと違って…。

世禕先生の世界観の中に、自然といるモチーフというか…?


ではそちらの作品を拝見できるのを楽しみにしていますね!

全然描けていないんですけどね…(汗)
◆作品の世界観について


最近はそういう欲求も少なくなってきて。

そうなんですね、ではやっぱり世界観を表現されたいという感じで。

イラストになってくると世界観というか…形にはできてないんですけど、イラストごとにストーリーだったり、全部のイラストに共通したストーリーもあったりするので、そういったものを大事にしていきたいなと。

今のお話を伺いますと、世界観全体がどこか繋がりのある…




「青年の姿とペンギンの姿」ですが、青色の世界全部ひっくるめて、
その切り取られた瞬間の世界観という感じですかね?

キャラクターとして生い立ちがあってという考え方よりも、視線や、表情だったり、モチーフから”新しいストーリーをそれぞれで汲み取る”ことで、見る人ごとにさらに分岐していくのが面白いなと思っているので。

見る人によって本当に千差万別…

はい、私もあまりこの作品はこういうストーリーでというのは言わなようにしてます。作者が「こういうストーリーで描きました。」って言うとどうしてもそれが正解になってしまうので。
その正解を作ることがいい場合もありますが、私の場合はみんなそれぞれのストーリーでこういう感じ方をしましたとか、こういう関係ですかって探りを入れてもらえることの方が嬉しいので、私は自分の背景は言わないようにしています。

作品を見て「ああ素敵だな~!」って思ったら、その見ていただいた方の中の素敵なストーリーでいいんですよってことですね。

あ~!そうですね、その方が私は嬉しいです。こういう考え方もあるんだって思えるのが面白くて。

素敵ですね。
青やモチーフは決まってても、見る人によりかなり自由度が高くて。


先ほどちらっと触れたお話を伺いたいんですが、逆にだるまくんはちょっと固定なイメージなんですかね?

だるまくんはもうがっつりストーリーが頭の中にあります。

じゃあ彼の世界観だけちょっと特殊な…


じゃあ世禕先生的にお好みのお顔というか、描きたい方向にバシッて描けたなって感じでしょうか。


目を引きますもんね!構図も、イラストの感じも。


大丈夫であればぜひ!コアなお話でも。


同じ構図の「夏の終わり」も、青の色が(製品に)綺麗に再現できたので、一スタッフとしても嬉しかったです。
— 世禕 (@MocHizuki_sei) August 24, 2022
クリムで制作
販売中の商品
◆アイデア出し

描くまでのアイデア出しはゆったり過ごされながら、
「どうしようかな~…」と進められる感じですか?


そこを精査するのに時間がかかるんですね。

そうです。絵の空間が3D的に頭の中にあって、どう構図を撮ろうかなってぐるぐるさせるんです。その頭の中でイメージできたものを出力すると、なんか違うからじゃあこっちから…って。

かなり繊細な…

そうなんですよね、いつもそこは苦戦しています。
◆理想の青


んんん~…(悩)全体…?

今展示されている作品の中で…


濃淡の微妙な差が綺麗に出せた!という感じでしょうか?


以前ご自身で印刷所に複製原画を依頼された際に、「作り直し」をお願いされたほど、『こだわりの青』というのは伺ったので…


はい。くすみがちなんですよね。


こちらのイメージするRGBと、あちら(印刷所)の出力できるRGBとの差が、実物を目にすると「なるほどそうなるのか」となりますよね。

そうなんですよね。
過去イラスト本のEARTHはRGBで入稿して。
本当はRGB入稿はかなり発色が良くなりすぎて陳腐な青になるので苦手なんですけど、そこに入れているこいのぼりの絵がCMYKにするとあまりにも汚い色になるんですよ。家で大爆笑して。なにこれ!ってなったので、これだけRGB入稿にしました。明るい青しか使っていないので、くすむんですよ。もう、やばかったです(苦笑)
クリアファイルはすごく綺麗に発色してくれるんですけど…。
端午の節句 pic.twitter.com/HzKTUeZkR2
— 世禕 (@MocHizuki_sei) May 5, 2021

やはり用紙等の影響が強いんですね。


◆おまけ(最近ハマったものや作業のお供)



普通の和そばですかね?

そうです。とろろそば…あはは(照)

これからの季節にいいですね!


おいしいとこなんですね。



めっちゃおいしかったんですよ!
過去一おいしくて!

函館山からちょっと離れてるんでしょうか?

函館のど真ん中にあるので観光してホテルに泊まったらすぐ行ける場所です。
是非、おもしろ蕎麦屋…

作業中のお供とかありますか?

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